研究室訪問と事前面談
研究室訪問はしなくてはいけないのか
受験する前に志望する学校の研究室を訪問して、教員の方とお話しするのが研究室訪問ですが、よくこの研究室訪問をすべきかどうかの質問があります。
基本的に受験前の研究室訪問は必須事項ではありません。
受け付けている大学院もあれば、そうではない大学院もあります。
教授や教員の先生方はお忙しいので、受験生すべてに接している時間はないもの。
研究室訪問をするにしても、自分の研究の方向性をまったく固めず、目的なしに行えばいいというわけではありません。
ただし、大学院によっては研究室訪問を必須としている学校もあります。
その際は募集要項や入試説明会で研究室訪問をすべきかどうかの情報を得ることができるでしょう。
事前面談とは何か
学校によっては研究室訪問の代わりに事前面談を必須にしているところもあります。
事前面談が必要かどうかは入試要項に書いてあったり、説明会に参加すると教えてもらえたりします。
専攻面談では、自分の学びたい内容が大学院で学べるかどうかを専攻先の教員と確認したりします。
といっても事前面談に際して、心の準備がまだできていないという方もいるはず。
それでは、事前面談までに何を準備しておくべきなのでしょうか?
事前面談の段階では、詳細な研究計画書を作成する必要はありません。
ただし、ご自身が学びたい内容と、大学院で学べる内容が一致しているかを判断できる材料が必要となります。
ですから、研究テーマについて大まかでよいので決めておきましょう。
例えば、もし不登校について精神分析の観点から研究したいとしても、大学に行動療法の教員しかいなければ、指導は難しいということになるでしょう。
ちなみに、教員の専門性と自分の研究テーマが異なるとしても、研究テーマを無理に教員側に合わせるということは、あまりお勧めしません。
入試に受かったとしても、ご自身のやりたい研究ができなくなっては本末転倒ですよね?
また、研究テーマを決めるとともに、そのテーマを選んだ理由と研究を行う意義、なぜその大学院でなければ研究できないのかといったことにも答えられるようにしておいてください。
事前面談は、遅くとも入試の1、2か月前には行われるはず。
「研究」というととても難しそうに感じるかもしれませんが、ご自身が深く興味を持って取り組める内容を研究テーマに選べば、研究を進めるほど面白さが出てくると思います。
大学院に入って2年間かけて、自分が何を勉強したいのか、それを見つける作業は確かに大変です。
でも、あなたが研究したいことは、なぜ臨床心理士になりたいのかというそもそものきっかけとも深く関係しているはずです。
さまざまな専門書籍や論文に目を通して、少しずつ固めていくようにしてくださいね。
そして、研究の方向性を定めていく過程の中で、きっとあらためて自分は臨床心理士を目指したいんだ、という気持ちが確固たるものになっていくことでしょう。
その意味でも事前面談は自分を見つめ直すいい機会になるかもしれませんよ。
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