岐阜大学大学院 教育学研究科 学校教育専攻 臨床心理学領域
研究科の特色 (1)徹底した少人数教育
本領域は、専任教官5名と多くの学内協力教官によって充実したカリキュラムを提供しています。しかも、本領域での大学院生の人数は、現在のところ1学年あたり6名程度であり、教官と院生との人間的関係の中で、臨床心理士になるためのさまざまな訓練がきめ細かく行われています。
講義科目である「臨床心理学特論Ⅰ・Ⅱ」、「臨床心理面接特論Ⅰ・Ⅱ」を受講できるのは、本領域の院生のみであり、少人数の人間的かかわりの中で、深く知識を体全体で身に付けていきます。

(2)充実した臨床トレーニング
「臨床査定演習Ⅰ・Ⅱ」「臨床心理基礎実習Ⅰ・Ⅱ」「臨床心理実習」もまた、本領域の院生のみが受講できる少人数での充実した演習・実習科目です。
査定演習では、学校臨床において大切である知能検査の習得を重視しており、2年次終了時には自信を持って実施および報告書が書けることを目指しています。
基礎実習・実習では、1年目から、附属心理教育相談室に来談したクライエントにしっかりと向かい合っての援助活動を通して、研鑚を積んでいきます。もちろん学外実習もあり、標準年限である2年間で体験するセッション数はかなりの時間数となります。
その臨床活動の訓練のため、本領域では週に1回のスーパービジョンとケース・カンファレンスをしっかりと行っています。

(3)個人心理療法習得の重視
現在の日本の学校における心理臨床活動に関してはさまざまな考え方があります。しかし、臨床心理士としては、まず根本として、構造化された枠組みにおける1対1の個人心理療法が確実に身についていなければならないと思われます。
そのためにもしっかりした面接の枠を作る力、深く心的内界の変容を援助する力動的・対人関係的な個人心理療法をおこなえる力量を育てることを重視しています。
もちろん、本領域は学校臨床心理学ですので、スクールカウンセラーにとって必要な知識もさまざまに講義されます。ただし、スクールカウンセリングは枠を構造化することが困難であり、個人心理療法の実践よりも格段と難しいものです。その点を踏まえ、スクールカウンセラーを目指す人にとって必要な大学院修了後のより高度な研修に十分に応えられる心理面接の基本の確実な習得を大事にしています。

(4)実践家に必要な科学的思考の重視
臨床心理士は単に学んだ技術をそのまま実施する人ではありません。1回1回、出会うクライエントは異なり、また同じ人であっても毎回そしてセッション中にも変化しつつある人間に出会うわけです。そこで、カウンセラーは自分自身の感受性、共感能力をフルに活用していくわけですが、そこではけっして直感のままに動くだけではありません。
そこでは、一瞬一瞬、目の前にいるクライエントに、自分自身がどのように対応するかについての理由をしっかりと批判的に考える能力も大切です。
その点で、本領域での修士論文では伝統的・実証的な臨床心理学研究を課しています。そのことで、自らの振る舞いの探求にもつながっていけるような、データに基づいた科学的研究態度と批判的思考を身に付けられるようにしています。
取得できる資格 第1種 臨床心理士指定大学院受験資格
試験科目
  • 英語
  • 専門科目:臨床心理学とその基礎となる心理学
  • 口述試験
  • 提出物:研究計画書
入試説明会 実施していない
過去問の入手方法 教育学部学務係に問い合わせのこと
その他 夜間開講:なし 土日開講:なし

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