学内実習と学外実習を通して心理臨床の実践的な理解を深める

学内実習

臨床心理士 大学院 学内実習
修士課程1年次に学内実習は始まり、基本的には卒業するまで実習が続きます。
臨床心理士指定大学院の第一種指定校では、ほとんどの大学院に「〇〇大学心理臨床室」「〇〇大学臨床センター」と呼ばれる場所があります。学内実習とはその施設で週1~2回ほど行う実習のことを言います。

実習内容や実習担当の教員は、大学院によって大きく異なります。
例えば、ある大学院では、修士課程1年次の10月を過ぎた頃に、実習担当の教員の指導のもとでケースを担当する(カウンセリングを行う)ことを学内実習の中心テーマとしています。
また、別の大学院では、教員と一緒にカウンセリングルームに入り、カウンセリングの様子(クライエントとカウンセラーのやり取り)を観察すること(陪席)を学内実習の1つとして取り入れています。

基本的に「学内実習」では、生のクライエントと相対した上で
「カウンセラーとして、自分は何ができるのか」
を問われる場面が多いです。

尻込みする学生も多いですが、クライエントも「相手が大学院生(実習生)である」ことを事前に分かっているので、積極的な姿勢で臨んだほうが、後々につながります。
「相手が大学院生」でも、クライエントから見れば、カウンセラーの1人であることに変わりないので、時には聞くに耐え難い話、返答に困る話も出てきます。
例えば、「昨日は死ぬことばかりを考えていて、駅まで行ったけど、怖くなって家に引き返しました」など。
「自分にできそうなことを見極めつつ、困ったらすぐに担当教員に相談する」という姿勢が、最も好まれると思います。

また、実習を担当する教員ですが、ゼミと同一の指導教官が学内実習も担当する場合と実習施設の職員が指導を担当する場合があります。
臨床心理士の働く場所の1つとして、大学の付属施設がありますが、必ずしも教員だけが大学に勤めているわけではありません。例えば、心理学の授業と大学院生の指導を行う専任講師、大学院生の指導に加えて、大学生の心理相談を担当する学生相談員という職に就いている臨床心理士もいます。

専任講師や学生相談員に学内実習を担当してもらうと、他の職場(教育相談や病院など)の話も聞くことができ、自身の将来を考える上で、参考になります。

学内実習を通して幅広いことを経験する、自身長所や短所を自覚した上で「将来、どのような臨床業務に取り組むか」を考えてみる。学内実習とは、そのような場でもあります。

学外実習

学外実習は、多くの大学院で修士課程2年次から始まります。

実習期間は、実習を行う場所によって異なり、半年で終わる場所もあれば、1年を費やす場所もあります。また、多くの大学院では、実習場所として、病院・クリニックなどの医療機関、小学校・適応指導教室などの教育分野に属する機関を実習場所として指定しています。

では、臨床心理士の指定大学院の場合、なぜ学内実習と学外実習の2つの実習が実施されるのでしょうか?

学内実習と学外実習の大きな違いは、クライエントの病態水準にあると言われています。つまり、幅広い病態水準に対応する力量を養うために、2つの実習がカリキュラムとして組まれています。

学内実習では、多少の支障はあっても、日常生活を送ることができる神経症レベルのクライエントと会うことが多いですが、学外実習では、境界レベルや精神病レベルのクライエントと会う機会も多々あります。
例えば、病院に実習に行くと、精神科医の診察の際に「今月はポストに手紙が10通も届いた。私の悪口がたくさん書いてあって、すごく不安になった。先生、こういった場合、私はどうすればよいのでしょうか? 警察に電話しても何もしてくれない気がします」と仰る人々がいます。

したがって「学外実習」の場合、実習の基盤は臨床現場を体験することに焦点が置かれており、医療機関では、問診や診察の陪席、デイケアのプログラム参加などが実習の内容です。

教育分野に属する機関の場合、不登校の生徒と一緒に遊ぶこと、勉強を教えることなどが多いです。治療や心理的援助に主体的に関わる機会は、学外実習においてほとんどないと言っても過言ではありません。
1つ間違えると大事故に発展する危険性があること、治療や心理的援助の責任を実習生に押し付けないことなどが、その理由です。
学外実習を通して実習生に求められることは「クライエントや施設利用者を理解すること」です。
実習先で、医療機関や教育分野に属する機関を利用するに至った背景、家族構成、機関に求めるニーズなどを考えると、自分の足りないところ、将来的に必要な知識や経験などが見えてきます。肩肘を張りすぎたり、固定観念や先入観を持たずに学外実習に行くと、実り多い体験となります。
もちろん、最低限の知識は必要なので、実習先で指定された書籍などには、事前に目を通さなければいけません。

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