臨床心理士資格審査の勉強方法を教えてください。

臨床心理士資格審査の試験は筆記と面接で行われますが、基本的なことは参考書籍で勉強し、語句等は心理学辞典を用いて、きちんと押さえるようにしましょう。
追い込みには過去問で傾向をつかみつつ、実戦的な演習を重ねてください。
また、机上の勉強だけではなく、臨床現場での経験から学んだことも非常に重要な要素となります。
普段の現場で仕事を通して学んだこともまとめておくとよいでしょう。

臨床心理士の専門職大学院とは第1種や第2種の指定大学院とどう違うのですか?

現在、全国で6校の臨床心理士の専門職大学院があります。

最大の特徴はこの大学院を卒業すると 臨床心理士資格試験の受験資格を取得できるのみならず、1次の筆記試験のうち小論文試験が免除されることです。

また、専門職大学院では修士論文が課されず、事例研究論文が課されるところもあるようです。

自分が研究したいテーマと指導教授の研究はどれくらい関連していた方がいいのでしょうか?

自分の研究したい分野と関連する研究をしている教員が在籍する大学院を志望校とするのが、指定大学院選びの基本です。

ただし、研究したいテーマと指導教授の研究がぴったり合わなくても、例えば「中高年の夫婦関係」について調査したいのであれば、家族臨床を研究している先生、また「中高年のうつ」について調査したいのではあれば、精神疾患やメンタルヘルスについて研究している先生など、関連した領域を研究している先生であれば大丈夫でしょう。

また、大学によっては研究室訪問を行っている場合もありますので、直接気になる先生にコンタクトをとり、大学院でやりたい研究について相談してみる、ということも一つの手かもしれません。

入学後に研究計画書の内容を修正することは可能ですか?

実際には修正可能な大学院が多いでしょう。

研究計画書は確かに入学後の研究内容を想定して書くものですが、臨床心理士指定大学院の合格者に聞いてみると、入学後に多少なりとも内容が変わることがほとんどだということです。

入学して勉強を進めていると、それまでに思い描いていた計画と現実は違ったり、興味の対象が変わったりする、ということがあるようです。

それでは面接時には何を見ているのかというと、きちんと研究計画を立てることができるか、あなたがその研究をやる意義はあるのか、ということを見ていると考えられます。

ただし「どうせ入学後に変えることができるし…」と思って、いい加減で無謀な研究計画を立てると不合格になりますので、受験の際はその研究計画書の内容を大学院できちんとやり遂げるつもりで書き上げてください。

心理系の卒論を書いてなくても指定大学院を受験できるのでしょうか?

社会人の受験を見据えて、卒論の要約やまとめの提出が必須ではない大学院もありますし、別枠で社会人受験を実施されているところであれば、卒論は必ずしも重要視されないでしょう。

ただし、心理系の卒論を書いていないならば、心理学を大学院で研究したいと志望するに至った受験動機となるものとして、卒論に代わる理由付けが必要になるでしょう。
ですから、大学院の中には卒論の要約の代わりに志望理由書の提出が必須のところもあります。

おそらく志望動機については面接等で必ず質問されるはずですから、社会での経験等から臨床心理士を目指すにいたった妥当な理由づけを考えるようにしてくださいね。

心理学の専門用語(テクニカルターム)を覚えるには何をすれば有効でしょうか?

テクニカルタームのまとめ方としてよく皆さんがやられているのは、過去問からピックアップするというもの。

やはり志望校の過去問数年分から専門用語を抽出してまとめる、という作業は不可欠でしょう。
志望校だけのではなく、できれば他の大学院の同じ研究科の過去問も集めて参考にしてみてください。

もし、過去問にどの論文や著書からの英文かが書かれていれば、その参考文献を直接探し、テクニカルタームをピックアップしてもいいでしょうね。

また、心理学用語集サイコタムでは心理学の専門用語を、基礎心理学(感覚・知覚、学習、発達、社会、認知)、応用心理学(臨床・教育)、心理学研究法(統計・研究法)の分野別にまとめていますので、こちらのサイトも参考になるはずですよ。

専門科目の事例問題集のようなものはないのでしょうか?

専門科目の論述問題は単なる用語の説明ではなく、さまざまな角度からそのテーマについて文章を展開させることが求められます。

また事例問題に過剰に不安になる心配はありませんし、具体的な事例集を読む必要があるわけではありません。
実際、あらゆる事例に対応した専門書は見当たらないかと思います。

受験生はまだ大学院を受験する段階ですので、具体的な実践の理解を習得することを求めているのではなく、いかに事例から、重要なポイントを見つけ基本的な知識で対応することができるかを見極めているのです。

要は基礎知識がどれだけ身についているかが問われているのです。
問われることのパターンもある程度決まっていますので、専門書でいくつかの事例を確認して、基礎知識とセットで理解を深めていくといいでしょう。

面接の時はスーツで受験した方がいいのでしょうか?

必ずしもスーツである必要はありませんし、スーツでなかったからといって、それが理由で落とされることはないでしょう。ただし、私服かスーツ、どちらが相手に与える印象が良いかと言えばスーツですので、できればスーツでの受験をおすすめします。

ただし、大学院によっては筆記試験の後にすぐに面接が行われるところもあるので、私服で受験される場合は、清潔感のある服を着て試験に臨むようにしましょう。大事なのは面接官に与える印象です。

臨床心理士指定大学院の講義やゼミの様子ついて教えてください。

どこの大学院でも1年目はほとんど毎日が必修授業で埋まってしまうようです。
ゼミは院生だけで構成されるところや、聴講生を含めて開講されるところが あるようで、研究会や検討事例会を行ったり、修士論文の指導を受けたりします。

夜間大学院の場合は、平日は1日につき講義は1つほどですが、土曜日は朝から全コマが埋まるぐらい授業が入るようです。

臨床心理士にならないと心理職につけないのでしょうか?

臨床心理士の資格がなくても心理職に就くことはできます。ただし、社会的な信用度が違いますし、職種も幅広くなります。

臨床心理士は他のカウンセラー資格と比較しても、認知度、専門性共に非常に高く評価されています。大学院で2年間も実践的な勉強をしてから、資格試験に合格してよくやく臨床心理士になれるわけですから、相当の専門知識と技術が身についていると考えられるわけです。

一度に同じ職場で何十名も募集するほど心理系の就職口は開かれていないので、募集要件には「臨床心理士資格保有者」を指定することで、よりスキルの高い方を優先して採用する傾向にあります。

また、国家資格の公認心理師の法案が通りましたが、こちらは大学の心理学部を卒業して、実務経験を積んでから資格試験を受験できるようになります。

今後、臨床臨心理士とどのような住み分けがなされるかは注視すべき点ですが、しばらくは両方の資格を取得するダブルヘッダーが増えることでしょう。

いずれにせよ、心理のスペシャリストを目指すのであれば、大学院を卒業しないとなれない臨床心理士を取得していた方が、就ける心理職の幅は広がることは確実です。

臨床心理士になるのに年齢制限はありますか?

臨床心理士指定大学院の受験資格に特に年齢制限が設けられていないように、 臨床心理士の資格を取得するのにも年齢は関係ありません。
実際に合格者における学生と社会人の割合は半々くらいの 指定大学院もあるようです。 40代、50代でも指定大学院に合格されて臨床心理士を目指されている方はたくさんいらっしゃいます。
ただ、就職となると、雇用先の要望もあるので、 「年齢=経験豊富だから採用されやすい」 とは一概には言い切れないと思います。
臨床心理士の職に就くには、年齢よりも「個人の資質や経験」、さらには「コネクション」も大事な要素になります。実際に大学院に入学後に、人間関係をうまく築いて、 職に繋げる道を切り開くことも大切でしょう。

公認心理師と臨床心理士のどちらを目指すべきでしょうか?

国会で公認心理師の法案が通りましたが、公認心理師は大学院ではなく指定大学の心理学部を卒業した人が、その後に大学院に進学するか、もしくは一定期間の実務期間を経てから、ようやく資格試験を受験して取得できる資格となります。

2016年実施の秋入試、もしくはその翌年の春入試までに合格すれば、大学に行かなくても、臨床心理士として公認心理師を取得できます。しかし、それ以降は公認心理師になろうとしたら、大学の心理学部から入り直さないといけません。

公認心理師は国家資格扱いとはなりますが、教員資格のような位置づけになる可能性が指摘されていします。
公認心理師は心理学部を出た人がとりあえず取得する資格の1つになるでしょうが、本気で臨床のスペシャリストを目指す人は大学院に行って、臨床心理士の教育も受けるという流れになると考えられます。

その根拠の1つとして、大学の心理学部の学生全員に大学院のような高度な教育を行き届かせるのは不可能だということです。結局、本気で臨床に関わっていく人は大学院に行かざるを得ないかと思います。

また、公認心理師資格を取得しただけでは実際仕事に就けるチャンスは少ないのではないかという意見もあります。実習経験のあることが就業条件になるような流れにしようという動きが、心理士会の中であるようです。

心理職の中にも公認心理師のみで就ける職種もあるでしょうが、スクールカウンセラーなどは大学院卒が前提となるなど、職種によって制限がかかる可能性もあります。

したがって、他学部の人や社会人の方が大学院から入学して臨床心理士を目指すなら、2016年が最後のチャンスとなります。2016年度中に指定大学院に合格しておけば、3年後には臨床心理士として社会で活躍でき、その後で、大学にいかずに公認心理師も取得することができるでしょう。

臨床心理士指定大学院の第1種と第2種の違いは何ですか?

臨床心理士指定大学院の第1種と第2種の大きな違いは 卒業後の臨床心理士資格試験の受験資格の違いです。

第1種の指定大学院であれば、実務経験がなくとも大学院卒業後、 臨床心理士資格試験を受験することが可能ですが、第2種の指定大学院を卒業して受験するためには、 心理臨床現場で1年以上の経験を積む必要があります。

また細かな違いとして、臨床相談室の設置が義務付けられていることや、 臨床心理士有資格者の配置条件の違い等が挙げられます。

したがって、可能であれば第1種の臨床心理士指定大学院を目指した方が、より早く臨床臨心理士として活躍することができます。

他学部出身ですが、臨床心理士指定大学院への入学は可能でしょうか?

他学部出身の方でも臨床心理士指定大学院の受験は可能です。
しかし、他学部出身者でも、入試では専門的なことが問われますので、学部卒レベルの心理学の専門知識はご自身で学習して身に付ける必要があります。

また、大学院では修士論文を書かねばなりません。論文を書くには、心理学の基礎知識を研究法を含めてしっかり 理解しているという土台が不可欠です。

心理学部を卒業した人に比べると、勉強することは多くなるかもしれませんが、努力次第で合格することは十分可能ですので、他学部出身だからといって諦めずに、勉強を頑張ってみてください。

また、新設される公認心理師を目指すのであれば、2018年以降は大学の心理学部から入り直さないと資格試験を受験できません。

臨床心理士指定大学院の試験科目について教えてください。

多くの臨床心理士指定大学院で課される試験は、英語、専門科目、面接(口頭試験)となります。

英語は心理系英文を用いた和訳問題が主で、要約問題や内容説明問題が出題される学校もあります。

専門科目は心理学の専門知識について、論述させる問題、テクニカルタームの語句説明問題等で構成されています。

それとは別に研究計画書の事前提出が求められます。各指定大学院で課される試験科目については全国の指定大学院情報に掲載していますので、ご参照ください。

研究計画書では、大学での卒論や、大学院で行う予定の研究内容の記入が求められます。
面接では研究計画書の内容に沿って 質問が行われる大学院が多いようです。

海外の大学院を修了した場合、臨床心理士の受験資格を有するのか教えてください。

臨床心理士の受験資格には、次のような項目が規定されています。

「諸外国で上記1又は2号のいずれかと同等以上の教育歴及び2年以上の心理臨床経験を有する者」

したがって、海外の大学院を修了しても、 臨床心理士資格試験を受験できる可能性はあるわけです。海外の大学院修了後2年以上の実務経験があれば 受験資格が与えられるケースもあります。詳細は臨床心理士資格認定協会に問い合わせてみましょう。

臨床心理士の資格は終身保証ではないと聞きましたが詳細を教えてください。

臨床心理士の資格は終身保証ではなく、一定の研修単位認定を前提として、臨床心理士の資格免許発行から5年ごとの書き換えによる更新となっています。
具体的には臨床心理士教育・研究規定別項が定める15ポイントの研修実績を前提に資格の継続承認がなされます。
15ポイントの研修実績とは、臨床心理士免許の書き換えまでに、資格認定協会の実施する臨床心理士のための研修会や認定協会が認める臨床心理学に関連する学会、研究団体、機関等が実施する研究会に参加することでポイントを取得できます。

臨床心理士資格審査とはどのような試験ですか?

毎年秋に実施される試験で、日本臨床心理士資格認定協会が実施しています。
1次試験が筆記試験、2次試験が面接試験で構成されており、合格率は7割前後です。
筆記試験は100題の設問(多肢選択法、マークシート方式)、および定められた字数の範囲内で論述する小論文の2種の試験で構成。面接試験は筆記試験の成績が一定の水準に達している人に対してのみ行い、2名の面接委員により実施。
受験資格が心理学専攻大学院修士修了以上であったり、修了後実務1年以上である必要があったりといくつか設定されています。

臨床心理士の資格を取得するとどのような職業に就けますか?

代表的なところで言えばカウンセラーが挙げられます。
一口にカウンセラーと言ってもさまざまで、総合病院や個人クリニック等の医療現場で働く病院のカウンセラーや地方自治体が運営する心理教育相談室のカウンセラー、そして、職場の社員の心身の健康を担う産業カウンセラーその他にも心理カウンセラーの仕事は福祉や司法の場に関わったりと多岐にわたっています。

臨床心理士指定大学院で必要な学費はいくらですか?

初年度と2年目で学費は異なります。
初年度は入学金があるので、公立なら約80万円、私立なら約100万円くらいになります。2年目は入学金がありませんので、初年度よりは多少安くはなるでしょう。

ただし、入学金と授業料だけではなく施設費や実験・実習費が発生するケースもあります。また普段の専門書籍の購入費や研修費、そして一人暮らしだとその分の生活費もかかるでしょう。

昼間の指定大学院に入学すると時間的拘束もあります。夜間の仕事であれば学業と並行することは不可能ではありませんが、正社員の場合、両立は簡単な道ではありません。
できれば余裕を持って資金を貯めておくか、日本学生支援機構の奨学金などを利用するといいでしょう。

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