秋入試で問われやすい問題の種類とは?

秋入試では事例問題が出題される

臨床心理士大学院の秋入試
臨床心理士指定大学院の入試には秋入試春入試があります。
一般的には秋入試の方が募集人数も多いため、当然受験者数も多いのが特徴です。

志望校が秋入試と春入試の2回実施している場合、あえて春入試だけにチャレンジするという受験生はまれでしょう。
春入試の受験生の多くを占めるのが、秋入試で不合格になった再チャレンジ組のはずです。

秋入試の筆記試験では英語と専門科目が試験科目となっている大学院がほとんどです。専門科目では語句説明、穴埋め形式の問題などが出題されます。

そして、専門科目の試験において、秋入試では必ずと言っていいほど事例問題が出題されます。

事例問題では、クライエントの今の状態や特定の精神疾患がテーマとして挙げられ、それに対してどのような心理的援助を行うかを説明することが求められます。
実際に現場で働いていることが想定されており、受験生が心理職としてどのように対応するかを審査する応用問題です。

現場で働く心理士を養成するための大学院なので、事例問題の解答がつたないと専門知識の希薄さが明るみになるため、面接で追及されることもあります。

事例問題を苦手とする受験生はとても多く、

「本に書いていないので、どのように書けばいいかがわからない」
「臨床心理士としての経験がないので、解答の書き方がわからない」


という悩みをよく耳にします。

このような悩みを訴える人のほとんどが、実は事例問題が出題される意図を誤解されているんです!

事例問題をあえて入試問題で出題することで、大学院が確認したいことは何だと思いますか?

それは(臨床)心理学の知識の定着度です。
つまり、仮に臨床経験がなくても、参考書や専門書に記載されている心理的援助が頭に入っていれば問題ありません。

よくある誤答として、出題されている概念の定義づけをしないで心理的援助について延々と説明している、DSMを絡めつつ問題で問われている精神疾患の症状や特徴について述べるだけで終わっているものがあります。

例えば「あなたはカウンセラーとして、統合失調症を患っているクライエントにどのような心理的援助を提供できるか、その精神的病理を踏まえて説明しなさい」という問題が入試で出題されたとします。

ありがちな誤答のパターンは下記になります。

「統合失調症の心理的援助に関して、私はその人の話を丁寧に聞くことが大切だと思う。私の親戚に統合失調症を患っている人がおり……」

「統合失調症は幻覚や妄想といった陽性症状が初期に出現する。妄想には、関係妄想や被害妄想、追跡妄想などがある。関係妄想では……」

こうした解答はまだいい方で、感想文のような解答の人もいますし、初学者はそういう解答を書けばいいと思っている人も多いと思います。

見本に挙げたような解答では、(臨床)心理学をきちんと勉強しているかどうかが判別できません。

なぜならば、クライエントが悩んでいることを精神疾患の症状や特徴として理解した上で、適切な心理的援助を提供することが心理職に求められるからです。

概念の定義づけや精神疾患の特徴などを説明するだけでは、どのような心理的援助が提供できるかどうか分かりません。
また、心理的援助について説明するだけでは、何を根拠に心理的援助を提供しているかどうか分かりません。

事例問題で求められていることは、心理臨床における病理や不適応症状と心理的援助の結びつきを説明することです。心理職が行う心理的援助を論理的に述べることが重要です。

秋入試の面接で注意すべきこと

多くの心理系大学院が、心理英語と専門科目の筆記試験と面接(口頭)試問で合否を決定します。
面接では、受験した大学院の志望理由、心理職を志したきっかけ、研究計画書の内容について複数の面接官からたずねられます。

「面接対策として、何をすればよいでしょうか?」

面接時期になるとこのような質問がたくさん寄せられるのですが、心理系大学院の面接で注意すべきことは返答の内容だけではなく、面接に臨む態度も重視されます。
真摯・謙虚といった印象を面接官に伝えることが大切です。

また、志望動機の1つとして
「自分が精神疾患を患った(患っている)」
といったものを挙げる方がいます。

このような動機は面接で厳しく追及されます。

なぜならば、心理系大学院の2年間はハードスケジュールであり、病気が再発することは珍しいことではないからです。
順調に2年間で卒業できないかもしれない学生を抱えることは、大学院にとって大きな負担になります。したがって、言葉を言い換える、伏せておくといった方法を選択することが賢明です。

心理系大学院の入試の面接は、他の大学院の面接よりも合否に占める割合が大きいのが特徴です。
受験する学校によっては、筆記試験で足切りをして、面接で合否を決定するといったスタイルを採用しているところもあります。

つまり、筆記試験ができたからといって、面接対策を怠ると不合格になります。

返答に困る質問に対して真摯に応答する姿勢、自分の考えや意見に対する批判を謙虚に受け入れる態度といった面接での対応から、クライエントと向き合う姿勢があるのかどうか、心理士としての適性があるのかどうかが見られていると考えてください。

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